野洲市の空家マンションから思うこと

4月15日のテレビニュースで、滋賀県野洲市の空家マンションが放映されました。 崩壊寸前でむき出しになった鉄骨には、吹付け石綿がはっきり見えて、驚くことに、その吹付け石綿が、地面に多数崩落している異常な状態でした。 地面に落ちた石綿の近くや敷地内を歩くだけでも発じんし、ばく露(石綿を吸い込むこと)してしまいます。 あえて諫言させていただきますと、このような住民の健康や生命を脅かす危険な状況では、行政の役割として、時間をおかずに、早急に発じんを抑制する措置、例えば石綿を固着させ発じんを押さえる含浸固化剤などのコート剤を散布することです。 年配の女性が憤って叫んでおられました。「野洲の恥じゃない?」 わたしは、その言葉にドキッとしました。 わたしの生まれ育ったところは、野洲市だからです。 

2019年07月15日