外壁仕上塗材とアスベスト
最近、ある地方自治体で、民間住宅の吹付け仕上塗材、リシン・スタッコ・ タイルと呼ばれる外装仕上げ材が、アスベストの事前調査補助の対象になりました。 これらの仕上塗材は、1970年から1990年頃にもっともポピュラーな外壁仕上げ工法でした。 身近な住宅建材にもアスベストは含有されていますので、解体・改修工事には、事前調査が必要なんですね。 (石綿含有仕上塗材自体は、塗膜が健全な状態、上から再塗装された状態では、日常においての石綿飛散の危険性は、ほとんどありません。 しかし、解体・改修などの破砕除去時には、作業者への安全対策、アスベストの飛散防止、周囲の生活者への安全対策、環境対策が必要になります。) 解体・改修時に、アスベストの存在を見落としてしまうと大変です。 アスベストの事前調査の重要性を強調されたものと思われます。 建築物等の内外装の仕上げに用いられる、石綿含有吹付け仕上げ塗材についての特定粉じん排出作業の実施の届け出や、作業基準の遵守等、また、また規模にかかわらず、すべての解体等工事において、アスベストの事前調査を厳格に要求される自治体が増えてきています。